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アーユルヴェーダで自分を知ろう!体質チェック>体の乱れはどこからくるの?>
家庭で実践!アーユルヴェーダ>アーユルヴェーダの施術を受ける


アーユルヴェーダあれこれ

アーユルヴェーダはインドに古くから伝わる医学です。
サンスクリット語の” アーユス(生命)””ヴェーダ(科学)”という
2つの言葉から派生しています

「生命の科学」の名の通り、アーユルヴェーダは医学と言っても、病気の治療論
ばかりではありません
人が受精してから死に至るまでの一生を健康に幸福に過ごすための大いなる知恵
ともいえる学問です

これらは民間伝承のような「経験的な知恵」と考えられがちですが、実は現代科学
で最近になって ようやく証明されたような精妙な体の働きや、宇宙の動きに至るまで、
ふか〜〜い知識が詰まった学問 なのです。




アーユルヴェーダは「健康」を次のように考えています
健康とはただ「病気でない」というだけでなく「幸福で意味のある人生」を
「肉体的にも精神的にも正常」な状態で送ると同時に、自らの人生を
「個人と社会の幸福」のために 上手につかうこと、である。

これは現在のWHOにより提唱されている健康の定義、
「単に身体的に病気がないとか、虚弱でないというだけでなく 肉体的にも精神的にも
社会的にも完全に調和の取れた良い状態のことである」
とも、一致するのです

古代インド人は実に理知的であったといえますね



アーユルヴェータでは世界の全てのものは主に3つの精妙なエネルギーにより構成
されていると 考えています。

身体の健康とはこのエネルギーのバランスが上手く取れていてそれぞれの良い働きが
現れている状態のことを指します。
このエネルギーのバランスが崩れたとき、人は体の不調を感じたり、精神的にも
不安定になったりし、 その状態が改善されないでいることが病気を引きおこすことにも
なると説いています

ここで3つの精妙なエネルギーについて触れてみましょう

・その1:
風と空のエネルギー(ヴァータ)
。。。これは主に「動き」を司るエネルギーです
。。。体の動きや体内における循環、異化作用を制御します。
。。。様々なものの動きを生み出す力ですが他にも
。。。軽い、冷たい、乾いた、速い、などの性質を持ちます

。。。人に置き換えると、身体的特徴では身長は低いか,あるいは高くて痩せている,
。。。肌は乾燥ぎみで髪もパサパサした感じです
。。。筋肉質ではないので血管や靭帯が浮き出て見えたりします。
。。。精神的には高い順応性があり、豊かな想像力に恵まれていますが、
。。。反面飽きっぽい、気分が変わりやすい、 忘れっぽいなどの特長があります
。。。かかりやすい健康問題としては便秘や不眠、冷え性、肩こりなどがあります
   風邪を引いた時に、咳が長く続くことが多いようです。


・その2:
火(・すこしの水)のエネルギー(ピッタ)
。。。これは主にを司るエネルギーです
。。。熱い、鋭い、軽い油性といった性質を持ち、体の中での代謝や消化を制御します

。。。人に置き換えると身体的には中肉中背、暑がりの汗かきで、体は非常に柔軟
。。。常に快食快便な食いしん坊ですが、夏の暑さには弱く 胃腸の調子を崩すとよく下痢をします。
。。。精神的には情熱的で知的、チャレンジ精神も旺盛で合理的、
。。。まさに社長タイプの人ですが、反面完璧主義に 走ったり、
。。。何かと批判的になったりけんかっ早いなどの特長があります
。。。かかりやすい健康問題としては胃炎、目の充血、ストレスなどがあります
   風邪を引いた時に、よく熱を出すことが多いようです。


・その3:
水・土のエネルギー(カファ)
。。。これは主に結合させるエネルギーです
。。。構造や体力を維持し、同化作用を行うことで、がっしりした体をつくります
。。。ほかには重い、冷たい、遅い、油性、安定性といった性質をもちます

。。。人に置き換えると肉体的には体格がしっかりしていて持久力があり、
。。。色白で肌は滑らかですがひんやりしています 。
   皮膚の血管はよく見えないことが多いので、採血でいつも苦労されています。
。。。出かけるよりも家でのんびり過ごすのが好きで、いつでもどこでもぐっすり眠れます
。。。精神的には穏やかで慈愛に満ち、情にもろいタイプで、
   ひとつの事を
こつこつやり続ける努力家ですが、
   反面 物覚えは正直よくありません。しかし、一度覚えたことはめったに忘れません。
。。。時に、色々なモノへの執着が強くなったり、怠惰になったりします。
。。。とてマイペースで、非常に頑固な一面もあります
。。。かかりやすい健康問題としては運動嫌いのために引き起こされる肥満
   
花粉症や、鼻炎といったアレルギー性疾患などがあります
   もともと風邪をひきにくく、引いたときは鼻風邪になることが多いようです。


4、アーユルヴェーダで自分を知ろう!体質チェック

体や精神に3つのエネルギーが関わる事を理解していただいたら、
みなさんはきっと自分の体質が気になる事と 思いますので、
体質判別チェックをご用意しました!

ですが、体質チェックの前にもうひとつ知っていただきたいことがあります

体質は3つのエネルギーのバランスなので
必ずどれか1つで表されるものではありません

。。。例えば、風(ヴァータ)・火(ピッタ)の特長が同じ位目立っている人は
。.。その両方のエネルギーが優勢な体質ですし、 火(ピッタ)の特長が抜きん出ている人も
   いると思います
。..体質は風(ヴァータ),火(ピッタ)、水(カファ)のどれか1つが優勢な場合,
。。。。そのうちの2つが優勢な場合、
。...3つが同じ位バランスしている 場合
の7通りですが、どれがどのくらい抜きん出るかによって個人差がでるので
実際は組み合わせは無限大、十人十色 千差万別ですね

ではお待たせしました!以上をふまえて
体質判別チェックへGo!!



5、体の乱れはどこからくるの?

アーユルヴェータでは宇宙のあらゆるものを形作るものは主に3つのエネルギー
あると言っています
正確にはもっと深いお話になるのですが分かりやすく理解していただくために
簡単なお話にとどめます

人と同様に宇宙も主に風(ヴァータ),火(ピッタ)、水(カファ)という精妙なエネルギー
で構成されていると考えます
宇宙は環境と言う名前で私たちの周囲に存在し、季節や時間、自然や人的環境など、
あらゆる状況で
風(ヴァータ),火(ピッタ)、水(カファ)のバランスは異なっています。

人は常に周りの物質的、人的、社会的環境に囲まれて生きているので、
おのずとそれらの影響を うけますよね?
環境の中に身を置く時、その環境下ではどのエネルギーが強く作用しているかによって、
人の体が受ける影響も異なります。

季節によって暑かったり寒かったり、風が吹いたり、雨が降ったりしますので
それも 体の中の3つのエネルギーに影響します
食べ物もそれぞれに風(ヴァータ),火(ピッタ)、水(カファ)の要素をもち、
それを食べる事でそれぞれの要素を体の中で増やすことになります

例えばの暑い時期は火(ピッタ)の要素が増えるのでイライラしたり、
胃腸をこわして下痢などを起こしやすくなります。
この時期には、体に対して
冷却効果をもつ食材が多く見られます。
(瓜、桃、胡瓜、レタスなど)

には風が吹いて乾燥しますので 風(ヴァータ)の要素が増え、なんとなく
落ち着かない気分になったり不安になったり風邪を引きやすくなったりします。
この時期の食材は、風(ヴァータ)を緩和する
甘みのある食材が多く見られます。

秋〜冬にかけては寒さが風(ヴァータ)と水(カファ)の要素を増やすので体が冷えやすくなります。
しかし一方、熱は体の内側にむかうため、食欲が増進し、水(カファ)の影響も合わさり
太りやすくなる時期でもあります。

 
になって冬の間に蓄積された水(カファ)が緩んで流れることで全身への影響を強くするため、
春はけだるい、アンニュイな感覚が生じやすくなります。
水(カファ)の影響を減らすため、春には
苦みや渋みの強い食材が多く見られます。

 忙しくていつもバタバタしているような職場環境では、風(ヴァータ)が増えているでしょうし、
緊張感の強い職場環境では火(ピッタ)や風(ヴァータ)が、
のんびりした職場では水(カファ)がふえ、体がだるい感じを受けるかもしれません。


また、環境に変化があると風の要素が増えるので、引っ越しや職場の変化などがあったりすると
不安になったり、ますます地に足がつかない感じになったり不安になったりします。
現在多くの人が抱えている「ストレス」は、周囲の環境から受けた影響により、
風(ヴァータ)の要素が増えバランスを乱すことであらゆる不調を起こしていると考えられます

アーユルヴェータでは、 中でも一番乱れやすいのは風(ヴァータ)
生活習慣や食事、自分をとりまく環境(すんでいる場所、働いている場所、気候、人、時間等)、
精神状態、年齢を重ねることなど
、により増えたり乱れたりしやすくなります。

アーユルヴェーダの健康管理のほとんどは風(ヴァータ)の要素を整えることといっています


6、家庭で実践!アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダはとても奥の深い学問です。
そのため、なかなか取っ付きにくいイメージが あると思います

しかしそんな方にもアーユルヴェーダの健康法を実感していただけるよう
比較的試しやすいものを3つあげてみます
たくさんある知識をほんのちょっと覗いたにすぎませんが
少しでも体の変化を感じて頂けると思います

おすすめ健康法その1:
お湯飲用法
。。。。お茶,コーヒーのかわりにお湯を飲みます。
。。。。飲みにくい場合はショウガやコリアンダー 等のスパイスを
。。。。入れてもよいでしょう。
。。。。胃腸の調子が整い、排泄が促され、体が軽くなってくると思います

おすすめ健康法その2:
舌掃除
。。。。へらのようなもので毎朝舌のお掃除をします。
。。。。舌は体の窓、ねばねばした苔のようなモノが ついてくるのは
。。。。消化不良を起こしている時です。
。。。。舌がきれいになると味覚がはっきりし、ご飯の味がちゃんと分かって来ます!

おすすめ健康法その3:
夕飯は腹八分目に!!
。。。。寝る前の大食は消化不良を起こし,あらだのあちこちの不調を
。。。。引き起こします。出来れば夕食は早い時間に、翌朝すっきり空腹で
。。。。目が覚める程度の量を、というのがが適量です

上記の方法はダイエットにも役立ちマス!Let's Try!


7、アーユルヴェーダの施術を受ける

アーユルヴェーダの施術を受けられる施設はあちこちにあります
アーユルヴェーダに興味を持ち,自分の健康をみなおそうと思われた方のために
そのいくつかを ご紹介します♪(リンクでジャンプしてみてください)
ちなみにPAMの訪問サービスでは全身のオイルマッサージ(アビヤンガ)が受けられます




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